チャレンジカップ

シビックレースはインターカップを始めとした、5つのシリーズから成立しています。 それらのシリーズの上位ランカーを集め、年1回 F1日本グランプリの時に開催されるのが、チャレンジカップです。

チャレンジカップは 1984年から始まったジャパンカップを受け継ぐ形で 1988年から始まり、F1日本GPのサポートイベントとして既に定着しています。
そこで展開されるバトルは F1のそれを大きく上回るものになること必至。最近では西コースを延々と並走してしまった。S字を並走してしまう。シケインでごにょごにょ(謎)....なんてのもありました。

わずか 10周、30分程度のレースです。しかし、どうしてもオーバーテイクが難しくなってしまうフォーミュラと違い、その30分の間は全編バトル、多少の突き合いはご愛嬌。

ドライバーの多くは何万という観衆が集まるこのチャレンジカップを目標に各シリーズを戦っているということもあります。ドライバーにとって、このチャレンジカップは晴れ舞台であり、そこに参加することは各シリーズの交流にもなっているようです。

チャレンジカップは長い間「2回勝てない」というジンクスがありましたが、それを1998年にミスターシビックこと黒木選手が打ち破り、翌1999年、2000年と連勝しチャレンジカップ4勝とチャレンジカップでもその強さを見せ付けています。

やはり上位を走るのはインターカップの猛者どもとなります。が、鈴鹿を知り尽くしている鈴鹿シリーズ組の活躍も見逃せません。ミスターシビック黒木選手がやはり強さを見せつけるのか、それともこの晴れ舞台で他のドライバーがそれを阻止するのか、はたまた意外な地方シリーズ組のドライバーが大活躍するのか....毎年見所の多いレースとなるのが、このチャレンジカップです。

参加するのは、基本的に各シリーズの上位8名のドライバー、合わせて40名になります。 車番はそれぞれが普段付けている番号ではなく、

インター組
1桁(1~8)
東北シリーズ組
10番台(11~18)
東日本シリーズ組
20番台(21~28)
鈴鹿シリーズ組
30番台(31~38)
西日本シリーズ組
50番台(51~58)

でその時点のランキング順に付けられます。(たぶん(^^;)

2000年は自称世界一のハコ使い、土屋圭市選手が特別参加し 4位をゲットしています。国内トップカテゴリーでトップを走る土屋選手ですら、シビックを知り尽くしているシビックドライバー達の間では 4位にしかなれないのがチャレンジカップです。

チャレンジカップはそのレース内容の面白さとは裏腹に、ほとんどメディアに出てきません。是非ともF1の時はそこでしか味わえない(かもしれない)、シビック使い世界一決定戦チャレンジカップを存分に楽しんでください。


[Civic Race World Top]