かもさんのシビック村放浪記

2000/10/08 チャレンジカップ鈴鹿

  1. 2000/10/05 西パドック観察(^^;
  2. 2000/10/06 西パドック観察(^^;;
  3. 2000/10/06 フリー走行雑感
  4. 2000/10/07 西パドック観察(^^;;;
  5. 2000/10/07 予選雑感
  6. 2000/10/08 CIVIC RACE WORLD初のオフ
  7. 2000/10/08 比較的まともなレースレポート
  8. リザルトを眺めると面白い

2000/10/05 西パドック観察(^^;

水曜日の夜中に出発し、木曜日早朝に鈴鹿に入る。ボーリング場前に愛車(ちなみにシビックじゃありません(笑)を停め、仮眠。朝起きて用事を済ませた後、西パドックに向かう。

この時点で到着していたのは、アルゴラボと古賀選手など5台程度。
アルゴラボのテントには、既に土屋選手マシンが置かれていた。
まだまだのんびりしている感じのシビック村....ここに集まってくるドライバー達は明日から、どんな走りを見せてくれるのだろうか。

2000/10/06 西パドック観察(^^;;

数時間後には始まるフリーを前に、おそらく全てのマシンが勢ぞろい。にぎやかになってきた。

初めての参加で勝手がわからないドライバーも居たかもしれない。
1年ぶりの再会を果たす地方シリーズの参戦ドライバーも居たかもしれない。
そしていつもと同じように過ごしていたドライバーも居たかもしれない。
真新しいステッカー(車番など)を丁寧に張り込むスタッフたち....

徐々に「これから始まる」というドキドキした気持ちが私にも感じられる。

西日本の池上選手に出会う。笑顔で挨拶され、覚えてくれていたことを光栄に思う。
こういう気さくな感じのドライバーが多いのもシビックの魅力の一つなのかもしれない。

2000/10/06 フリー走行雑感

N山で画像を抑えながら観察する。

事前に打ち合わせもしていたのだろう、土屋選手は黒木選手の後ろにぴったりつけながら周回を重ねる。もっとも大胆にシケイン2個目の縁石を踏んでくる土屋選手。タイムもよい。さすがプロ....

西垣内選手の動きもよい。ずばっと大胆にシケインを切り込んでくる。
八木選手の動きもよいようだ....他に目に付くのは、やはりここで一発見せたいだろう、鈴鹿シリーズの面々か。藤尾選手は縁石に乗りすぎて横転寸前まで攻めてきている。

結果は、八木選手、岡崎選手、土屋選手、黒木選手、西垣内選手、松浦選手、渡辺選手、井入選手、澤選手、今瀬選手。見事にインター組、鈴鹿組の上位ランカーが並ぶ。
土屋選手は前を走る黒木選手よりもよいラップまで出してしまった。これには単に頭が下がる。

私自身は岡崎選手、松浦選手は特に目に付いていたわけではなかった。この辺は彼らのスタイルがどちらかというとスムースな方だからか? 目立つわけではないが、速い。そんな彼らはレースで怖い。

2000/10/07 西パドック観察(^^;;;

幸内選手を発見する。(またもやなんとなく覚えていてもらえたようだ。うれしい)
1999年、チャレンジカップで表彰台の幸内選手も今年は残念ながら不参加。インターの厳しさを痛感すると共に、ほんとに残念....

2000/10/07 予選雑感

予選は F席(2コーナー立ち上がり)で見ていた。

上位陣は5周程度で早々とアタックをやめて引っ込んでしまう。タイヤは1セット。予選で使ったタイヤをそのまま決勝でも使わねばならぬ。無駄遣いはレースの終盤に大きく響く。

かなり突っ込んできているのが、岡崎選手、井入選手あたりか?
岡崎選手の印象は昨日とはまったく違う。見ているポイントが違うのでなんともいえないが、インターランキング3位は伊達じゃない。というパワーを感じた。

土屋選手は結局最後の最後まで走っていた。後の放送で知ったが(ある意味予想通り)タイヤの制限を知らなかったらしい。明日の決勝は雨もありうるが、ドライならば完全にマイナス要因。グリッドはよいが、決勝ではどうなるのか。

藤尾選手がフロントをぶっ潰して戻ってきた。かなりのダメージのように見えた。明日の決勝に間に合えばいいのだが。(決勝にはちゃんと出場しています)

結果を見ると、渡辺選手、今瀬選手、西垣内選手、和田選手、八木選手、土屋選手、黒木選手。
渡辺選手は PPと同時に乾杯の音頭を獲得(笑)
地元鈴鹿で炸裂したか、今瀬選手はかなりよい位置に居る。これも後の放送で知ったことだが、幸内選手が土屋選手の走りを見て、今瀬選手に密告(?)していたらしい。そんなドライビングをしていた土屋選手も、それをすぐ実行してしまう今瀬選手もすごい。
西垣内選手はビッグ3の中ではチャレンジカップ2勝していない。結果だけを見ると意外とチャレンジカップの成績はよくない。しかし、それが西垣内選手らしいと言えば、そうで、それが魅力だとは思う。

その後ろは面白いオーダーになっている。和田選手、八木選手、土屋選手、黒木選手。
東日本ゼッケンの和田選手はインターにも出場しているが、鈴鹿はそんなに得意ではないはず。これは大健闘か? 決勝が楽しみである。
思った以上に下に沈んだ八木選手。初日のあの勢いなら、もっと前でもよかった気がするが....(どうも、アタックラップのタイミングが悪かった模様)
そして、なんと土屋選手。黒木選手の前にまた居座ることになる。ただ、かなりタイヤを使っているのだが....

黒木選手は、セッション序盤コースに出ていない。包装ではトラブルの心配もされていたが、無事にセッション中盤にアタックしてくる。しかし伸びない。7位のポジションのまま、ピットに戻ってしまったようだ。チャレンジカップ2連勝中、2000年インターチャンピョンを既に決め、乗りに乗っているはずの黒木選手がなんとなく不完全燃焼で予選を終えたのは、不思議であった。が、どうもそれ以上に不気味でもあった。

その後ろは松浦選手、岡崎選手、磯田選手、大橋選手、寺田選手、井入選手、高橋選手、澤選手、嶋村選手....
見事にインター上位、そして鈴鹿上位が並ぶ。この辺は結構予想された結果か。

私はこの段階で、レース展開をこう読んでいた。(というか勝手な期待(^^;)

注目すべきは、今瀬選手、八木選手、黒木選手、岡崎選手の動向か?

いや、そんなことはこの際どうでも良い。楽しいレースが観られればよいのだ。

2000/10/08 CIVIC RACE WORLD初のオフ

掲示板で話を持ちかけたところ、5,6名の方に賛同いただいて、オフをやることになった。ほとんどが初対面。が、不思議と緊張は無い。きっと「誰かとシビックの話したい!」と思っているだろう人が集まってくるんだから、悪い人は居なかろう。(楽観的(^^;) 連絡先の不手際もあった(ご迷惑お掛けしました(^^;)が、ほぼ無事集合。

渡辺選手の乾杯の画像見せてもらったりしながら、まったりとした時間の中で、face to faceのコミュニケーションが取れたことはうれしかった。

ほとんど宣伝していないページなのにそれなりに盛り上がりを見せているのは、掲示板をいつも見たり書いたりしてくれている方々があってのこと。
このページを作るとき「いったいどれくらいの人が見に来てくれるのか?」という不安があったのだが「あ~いうページを待ってた」と言われたことはほんとにうれしかった。
参加された方、連絡できずに参加できなかった方(ごめんなさい)、これからもよろしくお願いします。んで、またどっかのシビック村で会いましょう。(^^)

2000/10/06 比較的まともなレースレポート

F席で見る。

(F1の)ドライバーズパレードが行われて居る....このとき、西ストレートには既にシビックがコースインしていて、シビックの列の間を F1ドライバーがゆったりと進む。(F1の)ドライバーよりも周りのシビックを見ていたのは私だけではなかろう。(なのか?)
中企な人々が先導でパレードラップ。だが、中企な人々は基本的にはシビックに関係ないし、後ろを走るレーシングなシビックもグループAだったりして、なんだかよくわからない。そんなチープな演出でお金を使うくらいなら、素直にレースを放送してくれればいいのに。その方が 100倍も宣伝効果あると思うのだが。
....などと余計なことを思う。

私の周りの席は空きがあったり、寝てたりする人も居る。しかし、私と私の隣のいでっちにとっては既にメインイベント。勝手に盛り上がる。

スタートが切られた。各車無難なスタートか。
レース序盤のハイライトは今瀬選手の速さ。今瀬選手は渡辺選手を序盤でかわし、徐々にリードを広げる。「このまま逃げちゃうかも」と私は思った。
トップ集団は 4,5台が固まって進む。デグナーを並走するバトルまである。(^^;
もう、どこを見ていいのかわからない。こんな大接近戦インターでも珍しい。

八木選手がコースアウトして、ほとんど最後尾にまで落ちる。あ~、残念だ。初日から好調だったのに、少しずつかみ合わなくなってしまったか?
しかし、この後の八木選手はとんでもなかった。マシンの差はもちろんあるのだが、それでも普通、S字で 3台抜けるか?(^^;

レース中盤、今瀬選手のペースが落ちてきて、トップ集団に飲み込まれてきた。序盤飛ばしすぎでタイヤが終わったか?しかし、今瀬選手はブロックは下手じゃない。どこまで粘れるか、またそれを切り崩すことができるか、そしてそれは誰が???

レースは中盤から過激に面白くなってくる。
岡崎選手と土屋選手が交錯、それに乗じて黒木選手が前に出た。こっからの黒木選手はすごかった....
今瀬選手はもう限界に来てしまったか....ついに渡辺選手に捕らえられ、徐々にポジションを落としてしまう。
渡辺選手、西垣内選手の後ろには....なんと黒木選手がいた。予選7番手だ。私の常識じゃ、いくら黒木選手とは言っても、表彰台に行けるか行けないかだと思っていたのだが....しかし、予選で不気味に感じたのはこれだったのか、まったく勢いが衰えない。

そこからは、ビッグ3がその存在感を強烈にアピールするバトルになる。テールtoノーズ、バンパーtoバンパー、ドアtoドア....そんな表現がシビックレースにはよくされるが、まさにそれを目の前で....そしてどこのコーナーでも見せつける。
前がそんなバトルをしていると、ラップタイムが落ちて後ろが接近してくることが多いはずなのだが....誰もそれについていけない。15万の観衆の中、壮絶なバトルを展開するビッグ3....もう、私はただただ、叫びながらそれにくぎ付けとなった。

西垣内選手はシケイン飛び込みで渡辺選手のインを伺う。しかし、渡辺選手は当然インに寄せてそれを許さない。シケインでアウトからは抜けない。それがわかっている。3人ともわかっている。
しかし、西垣内選手のすごいところは思いっきりインに寄せる渡辺選手の更にインにノーズを突っ込んでくるところだ。イン側のタイヤは既にダート。もう常識では考えられないようなバトルになってきた。

ラスト2ラップ。ついに西垣内選手は渡辺選手をシケインでパスしてトップに立つ。が、これはかなり強引。わずかに接触し、渡辺選手はバランスを崩したのだった。
シケインでバランス崩した渡辺選手だが、致命傷にはなっていない。西垣内選手と黒木選手には抜かれたがそれ以上のポジションダウンはなかった。黒木選手、これで2番手。

ファイナルラップにはいった。レースはまだわからない。トップ3台....ビッグ3がだんごになったまま迎えたファイナルラップ....
1コーナーで黒木選手が仕掛けた。西垣内選手はインに寄せきれなかったか(またタイヤか?)、黒木選手をインに迎え入れてしまう。もちろんそのまま抜かれる西垣内選手ではなく、1,2コーナーをイン側黒木選手、アウト側西垣内選手、その直後に渡辺選手でクリアしていく....

しかし、さすがにアウト側ではきつい。黒木選手は、ついにトップに踊り出た。予選7番手からインター上位の車をバサバサかわしてのトップ....常識外れだ。
そして、その後ろ西垣内選手と渡辺選手はまたも超接近したままに西コースに消えていく。最後まで目が離せない。

そして迎えたファイナルラップのシケイン。今度は仕返しとばかりに渡辺選手がかなり強引に西垣内選手をパス。西垣内選手はハーフスピンで横を向いてしまい、数100m前に見えていた表彰台をここで失う。

渡辺選手は3ラップ前に西垣内選手に押された。それを同じように....しかし確実に、そして壊すことなく、が大打撃となるように返り撃ったのだった....
このオーバーテイクには賛否両論あるかもしれない。だが、お互いを知り尽くしているビッグ3同士が、あんなにも熱くなってまで前に出ようとした。それがチャレンジカップなんじゃないかと思う。面白かったし、私はこれについて言うことはない。
#ただ、厳重注意になったらしいです。(^^;<渡辺選手、西垣内選手

3位表彰台には岡崎選手。西垣内選手が落ちたから棚ぼたと思う人も居るかもしれないが、岡崎選手は後半ペースを上げ、ファーステストラップを記録している。確かに目立たなかったかもしれないが、それは前の3人が目立ちすぎなんで(^^;)、彼の結果は自分でもぎ取った結果だといえると思う。

疲れた....

レースが終わって、最初に思ったことはそれだった。

私はトップ争いに目を奪われ、その後ろで行われていたバトルまでちゃんと見ていないことは正直に白状しておこう。(^^;
確かに八木選手の追い上げはすごかった。藤尾選手の最下位からのオーバーテイク大会もほんとはもっとちゃんと見ておけばよかった。結局9位まで落ちてしまった今瀬選手のマシン状態も見ておきたかった。予選よかった東日本勢のレースももっと見たかった。ここにまで来て、同じメンバーでバトルしてた西日本勢のバトルもきっと面白かったと思う。

が、ビッグ3の存在は、それらをまとめても相手にならないほど、輝いていた。と私は思っている。いつしか、ビッグ3と共に今回以上のバトルを見せてくれることを期待させてもらうだけでご勘弁願いたい。_o_

世界中探しても、こんなレースはめったに無いだろう。
ほんとうに素晴らしいレースを見せてくれた、全てのシビックレーサー達に改めて感謝!

リザルトを眺めると面白い

リザルトを見ているといろいろ面白いのが見えてくる。
例年、チャレンジカップはインター組に続いて鈴鹿組が上位に来る傾向にある。コースを知っているのはやはり有利だ。

が、今回鈴鹿組は予選で失敗している人が多かった。原因はわからない(ラバーグリップの違い?)が、まあとにかくよくは無い。むしろ東日本組のがんばりが目に付いた。

しかしレースになるとそれは別だ。
決勝で、29台抜き(!)の藤尾選手を始めとして、28抜き(!)の松井選手、6台抜き、5台抜き....んまぁ、抜いたも抜いたの合計 60台以上(よくわからない計算(^^;)

え、あんま面白くない??
....失礼しました~(^^;


[Civic Race World Top]