レース雑誌を読んでいたところ、シビックのイベントが青山で行われるということだったので、まあ、さほどワンメイクレースの話が多いとも思えなかったが、ゲストの土屋圭市選手に若干の期待を込めつつ、行くことにした。
イベントの概要は以下のとおり。
1月28日(日) 開演14:00~16:00
出演:土屋圭市、原田 了、CIVIC開発責任者2000~2001日本カー・オブ・ザ・イヤーと2001 RJCカー・オブ・ザ・イヤーの栄誉に輝いたシビック/シビックフェリオの開発責任者を迎えて、その開発コンセプトやこの車に込めた思い、苦労話などを、レーシングドライバーの土屋圭市氏と語り合います。
進行役は、モータージャーナリストの原田 了氏です。
会場についたのは 14:15ほどであった。既にステージには4人が腰掛け(もう一人はホンダの女性の方)ており、トークショーは始まっていた。
思った以上に人が来ている。150席前後のイスが並べられていたが、そのほとんどは既に埋まっていた。適当に空いてる席を見つけ、座る。
カーオブザイヤーの選考委員も務める土屋選手は、投票の裏話や土屋選手が投票する基準なんかを話している。
土屋選手いわく「まず、かっこいいか? そして、ドアを開けさせる気になるか?」というところを基準に投票の分配を決めているらしい。
シビックはトヨタカローラとバッティングする(まあメーカー同士はバッティングしないと言っていたが)車格....カローラとの比較では若干危ない話も....????(^^;;
開発責任者である方は、フラットフロア化に苦労した話などをする。
個人的には現行(EU)シビックは 5H/Bという(日本では売れない(^^;)コンセプトを持ち出してきたという面でかなり注目する車種だった。その辺の話が聞けたのは結構よかった。
さて、肝心の2000年チャレンジカップの話はというと....
元々は鈴木亜久里選手に声が掛かったらしい。亜久里選手は「俺は超スーパースターだから出ない。スーパースターの圭ちゃんでなよ」と言ったらしい。(ほんとかよ(^^;)
で、そのスーパースター土屋選手は「乗ってみて面白くなかったら出ない」という条件で15分ほどシビックを走らせたそうだ。
そして「これ、面白い。出させてくれ」と言ったらしい。
クルマはFFの挙動ではなく(おそらくこれはクロキレーシングのセッティング能力ということも多分にあるだろう)、乗っていて面白かったシビックで土屋選手はチャレンジカップに出場する。
予選と決勝でタイヤ1セットだというのはほんとに知らなかったようで(^^;)残り 3ラップでは完全にタイヤは終わっていたらしい。
でも、よく考えると爆走してレースの終盤でタイヤを終了させてしまうドライバーも居る中で、予選を10数ラップして残り3ラップまではなんとかタイヤが持っていたというのは、もしかすると土屋選手の走り方が上手いからに他ならないのかもしれない。
上位を走るドライバーは「シビックを速く走らせることを知り尽くしている」と評価。
GTの上位ドライバーでもシビックは簡単に勝てない(まあ使うテクニックが少し違うからというのもあるでしょうが)ことをかなり強調していた。
そして私が印象に残った一言....
「(チャレンジカップは)全日本選手権といってもいいと思う」
2001年は、EK-9いわゆるTypeRでワンメイクが行われることが既に決定している。気になるのはその後だが....
赤いバッチの現行シビックは....まだ、内緒だそうで。(^^;;;
土屋選手にかなり突っ込まれていてホンダの方、か~~~~なり困ってた。(笑)
その後、質問タイムがあり、土屋選手の2001年の参戦が ARTAで NSXなこととか(ってこのページがWebに公開される時には発表会も終わっているので書いちゃう(^^;)、赤いバッチのシビックの話とか(しつこい)、サイン色紙の抽選会があったりして終了。
ま、結構面白かったかも。こういうトークショーにシビックドライバー(黒木選手とか、渡辺選手とか、西垣内選手とか)に出てきて欲しいなぁ。などと思うのでありましたとさ。