かもさんのシビック村放浪記

2001/04/22 インターカップ Rd1 茂木

比較的マトモなレースレポート

事前に得ていた情報

金曜日走行では、八木選手がトップタイム。しかしその後ろはコンマ1秒に6,7台という展開らしい。これは面白いレースになりそうだ。

予選日

寒い....ある程度覚悟はしていたが、こんなに寒くなるとは。
フォーミュラの場合タイヤ温度という話があるが、シビックの場合もそんなにシビアなのだろうか?
観戦ポイントはビクトリーコーナー中心の予定で、ガレージ上にしていた。
FNの時は立つ場所を見つけるのが難しいのだが、シビックの予選のときはガラガラである。うれしいのかうれしくないのかよくわからない。

短い予選セッション。各車一斉にコースインしていく。
私はいまだにシビックの予選で「誰がよいか?」がわからない。(^^;

渡辺選手がいきなりピットインしてくる。なにが悪いのかわからないが、しばらくピットイン。タイムはまだ出ていない。

が、途中で赤旗。放送がよく聞こえないのでどこで何があったのかが掴みきれないでいた。(どうも90度でストップしたマシンが出たらしい)
各車がピットに戻ってくる。

上位に顔を出しているところで、目立つのは67嶋村選手、21和田選手あたりか。やぎ選手は好調さを持続しているようだ。

黒木選手、幸内選手のクロキレーシングはいきなり上位ということではなかった。
黒木選手はピットロード出口で待機する、その後ろには森口選手が待つ。これは引っ張ってもらう作戦か?
幸内選手は、車から降りてなにやら話をしている。あの手の動きはシフトに問題ありか?

西垣内選手もかなり下位に沈んでいる。明日は雨予報。予選はてきとーでも雨なら上位に来るのかもしれないが....

赤旗が解除され、ぞろぞろとコースインしていく。個人的な注目はクロキレーシングの2台と森口選手、西垣内選手あたりに絞っていた。
この時点で八木選手はトップだったか?(記憶不鮮明)

が、いきなり森口選手が戻ってこない。あれ? 黒木選手の後ろに居たはずなのに?
ゆっくりとしたスピードでピットイン。スタッフと話をしていたが、しばらくするとヘルメットを脱いでしまった。手の動きを見るとこれまたシフトか?
ただ、みょーに不機嫌そうな顔をしている....どっかで他のクルマとなんちゃら(って何?)したのかと思って不安になる。

八木選手ポール、和田選手がフロントローに付ける。思えばチャレンジカップでも大躍進だった和田選手、クルマが決まってきたのだろうか、インターカップでのフロントローはでかい。
クロキレーシングの2台は仲良く並んで不調。(^^;
西垣内選手は13番手というグリッド、渡辺選手は順当に3番手につけている。

レースは逃げる八木選手を渡辺選手がどこまで追うか、そして和田選手、嶋村選手がそれにどこまで絡んでいけるのか? というポイントと、もしも雨ならば西垣内選手の爆走が炸裂するか? といったところだろうか。

それにしても八木選手のポールタイムは和田選手に 1.12秒の差をつけており、レースで何もなければ簡単に逃げ切ってしまいそうだ。雨を期待する。(^^;

決勝

げげ、晴れてるじゃん。(^-^;
個人的には、予選後に話をさせてもらった何人かのドライバーが「雨なら行く」と言っていたので、それを期待していたのだが....

観戦ポイントはE席スタンド。
スタートが切られると、八木選手は無難なスタートだったようだ。渡辺選手がそれに続き、和田選手嶋村選手と続く。

八木選手は序盤こそ渡辺選手に突かれる感じもあるが、1秒ほど引き離すとあとは安泰となった。それも後ろの渡辺選手が忙しくなってしまったからだった。
嶋村選手は渡辺選手にぴったりくっつける。曰く「後半勝負」だったらしい。しかも勝負のポイントをレース途中で切り替えて、後半に渡辺選手を煽る。
これで渡辺選手は前よりも後ろが気になりだしたのか、八木選手は逃げていくことになる。

八木選手のマシン、予選では気にならなかったが決勝の走りもかなり良い。
ビクトリーコーナーではレブをバシバシ叩きながら立ち上がっていく。傍目にはかーなり回っている感じだ。この絶好調なマシンと相性の良い茂木、後ろが混戦になっては独走にもなるか。

その後ろに目をやると今瀬選手が黒木選手とバトルになっている。
今瀬選手、2000年の後半とにかく一発の速さは疑いようがなく、序盤のトップランが非常に印象的。それだけにレース後半にズルズル下がってしまう姿を見るのは悲しいのだが....が、今回は違う。あの黒木選手をびっしり抑える。
黒木選手は 3つのコーナーを使って前を攻略してくる。茂木で言えばビクトリーコーナーでへばりつき、1,2コーナーで完全にテールにくっついて、3コーナーをインに入る。というような攻め方だ。しかし、ストレートで今瀬選手がちょっと伸びているのか、黒木選手は1、3コーナーではちょっと苦しかった。いや、普通のドライバーならさされているのかもしれない。このレースの今瀬選手は苦しかったのかもしれないが、ポイントをしっかり押さえて黒木選手にかわされることはなかった。

さらに後方では予選後「ドライなら6位くらいまで」と言っていた西垣内選手。まったくペースが上がらない。おっと、その後ろは森口選手ではないか。
またしても気になるドライバー二人が後方で(^^;)バトルになっている。ただ、この二人、ライン取りが全然違うのであった。ぶつからないといいけど....
西垣内選手は90度でインにつけない。何度も森口選手はインに入る。しかし、茂木のレイアウトでは、90度でインに入ってもビクトリーコーナーではアウト側になってしまうために、そうそう簡単には前にいけないのである。
これはそう簡単には攻略できないかなぁ....と思いながら見ていた。
が、しかし森口選手は西垣内選手の前で90度に戻ってきた。
げげ、どこで抜いてきたのだろうか。(^^;;;;

レース後半、和田選手はどうもペースが上がらない。何が原因なのかわからないが、せっかくのポジションをじりじりと下げてしまう....
後ろに迫ってきた幸内選手に突かれると、ファイナルラップの最終コーナー、プレッシャーに負けたのか、タイヤが限界だったのか外にはみだし、順位を一つ落とす。

レースは八木選手が自身2勝目、そして茂木2連勝で勝つ。文句がつけられない。
2位には嶋村選手とのバトルに競り勝った渡辺選手。そして嶋村選手が続く。

八木選手は今年からタイヤを変更している。セッティングを大幅に変えなければならないはずだったのだが、見事に一発の速さ、そしてそれを持続して見せた。ドライバーの力ももちろんだが、チームの力も評価すべきだろう。

2001年シーズンを迎えて....

ぐはっ。クルマのカラーリングが変わってるぅ。(当たり前?(^^;)

クロキレーシング移籍の幸内選手は予想していたが、それにしても地味なカラーリングだ....(よけいなお世話)。どうやら2000年鈴鹿東で荒川選手が使用したマシンらしい。

大橋選手のマシンが白い。むむむっ....単にベース車変えて、カラーリングが間に合わなかっただけならいいのだけど。

八木選手のマシンが、ドハデになった。トップ走ってるのに「誰だっけ?」と思うこと2回。(^^;

松浦選手のマシンが黒い。鈴鹿開幕戦で見たときは TEINが入ってるくらいだった気がするのだが....本人に聞くと、車を変えたらしい。(鈴鹿開幕戦のときは2000年に使っていた車)

他の上位陣、黒木選手、渡辺選手、嶋村選手なども変更なし。西垣内選手は5ZIGENなので、全面変更だが鈴鹿開幕戦で山野選手が乗っていたので既になれていた。
結局インターに出てくるマシンになるとそれなりに安定しているということか。


[Civic Race World Top]