かもさんのシビック村放浪記

2001/05/20 インターカップ Rd2 美祢

予選日雑感

最終コーナーで観ていた。
一桁番と 77番のクルマははやり立ち上がりが鋭い感じがする。
まあ、実際のところはよくわからないが、シフトアップのポイントが近い。それにしてもインター常連の人たちのシフト操作って、ほぼ均一な印象。だれもがスパスパシフトをあげていく。(当たり前?)

成澤選手が最終コーナーのアプローチでいきなり滑り出していく。
ん? 成澤選手はまだアタックしてないはずだが....大丈夫なのだろうか。
成澤選手はクルマから降りている。

最終コーナーの縁石を大胆に踏んでくる海老澤選手、ちと踏みすぎ?
西垣内選手は逆に大回りが多い。それがラインなのか、単にインに寄せられないのかはわからない。

放送では渡辺選手のタイムが出ていないことを指摘している。
しかし、私の目には渡辺選手のマシンがおかしいという印象は無かった。
どこで遅いのか解からないが....

八木選手も序盤はタイムを出していない。真っ先に出てきたのだが、じっくりタイヤを馴染ませているのか....

予選終盤になり、八木選手のタイムがポンと上がったと放送が聞こえた。
確かに今のラップ、八木選手は速かった。しかも無理して速い感じは無い。単に速い。これがリモコン操作だったとしても(^^;)、この速さはほんものだなぁ....と思ってみていた。

予選終了間際になり、ガラガラと石を撒き散らし成澤選手が出て行く。
残りは 3分くらいか? 間に合うのか?

結果はある意味予想通り、地元黒木選手と好調八木選手が抜け出している感じだ。
タイムは空いているが、幸内選手がその後ろにつける。この辺はクロキRの強さか。
その直後に嶋村選手。前回のインターで表彰台。そのとき「クルマが決まってきた」と笑顔であった嶋村選手は、ここでも好調を持続。連続の表彰台もありえそうだ。

そして岡崎選手を挟んで枝元選手。西日本勢の中ではダントツのポジションに居る。レーススピードはわからないが、この予選結果は拍手モノだろう。

そして10番手以降に西垣内選手、なかたに選手、今瀬選手、伊藤選手、松浦選手とインター常連が並ぶ。
ん....本来ここら辺に居るべきではない選手たちだ。(と言っても10番以内にいそうな選手が15,6人は居るのだが)

そして、西日本松尾選手が居る。これまた大健闘か。セットが進んだのであろうか、決勝が楽しみである。

さらに後ろに目をやると、高橋選手、森口選手、海老澤選手....そして渡辺選手、大橋選手と続く。渡辺選手19番手。さすがにここまで後ろの渡辺選手は記憶が無い。
抜きづらいはずの美祢、さすがにこのグリッドでは勝負権が無いか?

そしてその後ろには西日本勢が並ぶ。やはり金の掛け方が違うのか(ぉぃ)なかなか上位に食い込むことは難しいか。
個人的に注目の木下選手(西日本開幕戦2位)も沈んだ。

予選結果の分析

宿に戻り「なんで渡辺選手がこの位置?」という話があったので、予選結果を分析してみると、上位8名がヨコハマユーザーであった。
そして、インター常連で後方に沈んだ選手は見事にダンロップユーザー。
タイヤだけではないかもしれないが、タイヤにその原因があることは素人目にもわかる。
ワンメイクとは言え、タイヤは違う。実はインター勢(も上位だけ?)と地方シリーズのタイヤでは結構違うらしい。まあ「与えられた道具でやるしかない」という松尾選手の言葉が全てではあるが、それだけでぱっくり予選結果が分かれてしまうのも残念といえば残念だ。
ダンロップさん、がんばってください!

さて、そうやって分析していた流れで見てみると、枝元選手と松尾選手のグリッドにもう一度驚かされた。
この二人の選手は他の西日本勢を引き離してのグリッドである。どちらの選手もそれぞれのタイヤグループでインター勢の間に割り込んでいるのだった。素晴らしい。

決勝日

今日も暑い。
観戦ポイントはメインスタンドの1コーナー側の端っこである。
お間抜けにもFMラジオを忘れたので(自爆)、他人の実況に惑わされることなく目の前で起こるレースを見よう。と決める。(前向きっ(^^;)

スタートが切られる。各車無難なスタートか。
八木選手は一直線にイン側から1コーナーを目指す。が、黒木選手がきっちり1コーナーをトップで通過。ほぼ、グリッド通りのスタートか?
大きな混乱もなく、1,2コーナーを切り抜けるマシンたち。

んが、いきなり松尾選手コースオフの情報が隣から入る。
「ががーん」
レース直前にお話させてもらって、そのときに半ば冗談で(西日本開幕戦、混乱に巻き込まれてるので)「ぶつけられないようにしてくださいね」と言ったのだが、それが悪かったか?(--;
のろのろとピットに入る....せっかくのグリッドだったのに残念だ。

レースは序盤から黒木選手と八木選手の一騎打ちの様相。
幸内選手は嶋村選手に煽られているが、なんとかしのいでいるという感じか。

入口選手が遅れる。またもやレースさせてもらえない入口選手。(^^;

序盤は松本選手、今瀬選手、西垣内選手あたりがかなりプッシュしてきている。が、あっという間にペースが落ちてしまう....うーむ、これではつまらない。以後もダンロップクラスのバトルは続くが、ヨコハマ勢とは明らかに差がついてしまった。

松尾選手はなんとか修復して、一応レースに戻ってくる。痛々しいフロントバンパーの補修跡....

八木選手のペースが上がった。
ライトを点け、黒木選手のテールに入る。しかし、1コーナーでの勝負には出られない。ホームストレートでスリップを嫌い、蛇行しながら防ぐ黒木選手。そして、微妙にインを押さえる....
毎度のことだが、この「微妙なイン」のライン、さすがである。美祢の1,2コーナーはラインをクロスさせて、3コーナー勝負ができるはずなのだが、それすら許さない。
八木選手はストレートの最後の伸びがイマイチなのか、どうも打開策が見出せないという感じだ。

その後方、幸内選手と嶋村選手のバトルもやはり打開策が見出せないのか、微妙な間隔を保っての周回が続く。

ふと気がつくと、渡辺選手が高橋選手と森口選手のバトルの前に出ている。さすが渡辺選手か、知らぬ間に前にきている。しかし、ここから前はさすがに難しいか?

森口選手は1コーナーが速い気がする。....単独だと。(^^;
ラインが他のドライバーと(見ていたときは高橋選手と)違う。出し抜くためには必要なライン取りなのかもしれないが、ぶつかりそうで怖い。
どっちにしても、このポジションでは....ストレスはたまる一方か。

一旦プッシュを止めていた(ライトを消していた)八木選手だが、レース終盤、再度プッシュしてくる。ライトが点いた。
しかしやはり、同じようにスリップを嫌いながら防ぐ黒木選手、うーむまたもや打開策が見出せないか....

結局レースは大きな波乱なく、フィニッシュする。
黒木選手は八木選手を完全に押さえきった。そして幸内選手は前との間隔は空いてしまったが、嶋村選手を押さえきった。
おそらく「勝つ」つもりで美祢に乗り込んできたと思われる(パドックには67番が2台置いてあった)嶋村選手は届かず4位。しかし、好調なのは疑いようが無いだろう。

またタイヤについて注目して結果を見てみると....
上位陣はほぼヨコハマ。特に注目されるのは、予選13番手の伊藤選手(ヨコハマ)が、松本選手、西垣内選手、今瀬選手あたりを抜いて前に出ている。
8番手以降はダンロップ勢のツワモノがずらーりと並ぶ。
うーむ....ダンロップさん、マジで頑張ってください。

シビック村で....

さて、今回の美祢観戦、基本的には予選日パドック訪問、決勝日は1コーナーに張り付いて見る予定だった。
が、予選日私がレンタカーのへっぽこマーチ君をかっ飛ばして(^^;)到着したときは既にパドックパス売り切れ。(^-^;
しょうがないので、パドック訪問は取りやめようかとも思ったが、毎度お世話になっている西日本の方々に「行きます」って宣言もしてしまったし、会いたいし、決勝日行くことにした。

決勝日の慌しい中、お邪魔させてもらって申し訳なかったです。

クロキレーシング

クロキレーシングに係わり合いのある方と話をする。
聞くところによると、黒木選手はあの予選タイムも不満だったらしい。
あと0.5秒はいけた。という黒木選手....うーむ、やはり美祢には相当の自信を持っているのか。
幸内選手も黄旗でのタイムアップを嫌って(実際予選は黄旗が多かった)グリッドは八木選手の後ろだったが、決勝には自信を持っているらしい。
うーむ、個人的にはさすがに八木選手とのタイム差は大きい気もするのだが....(逆にいうと八木選手が黒木選手にも追いつけないと思っていた)
枝元選手もインター勢に割り込んできたことはやはり好調とのことで、ややもすればクロキRで表彰台独占???

彼もまたレースをしているドライバー。今回インターを目の当たりにしてかなり勉強になったとのこと。彼の今後のレースも期待したい。

なぜかマーチ村(^^;

マーチのレース直後、TeamSONICのページの管理者でもある中馬選手の所に行ってみる。
肝心のレースでは、スタートミスして順位を下げ、その後は4位争いに終始してなんとか4位を掴んだが、スタートミスがなければ(タラレバはないが)表彰台の一角もあっただけにちょっと残念なレースだったろうか。
話をさせてもらうと、練習走行で一緒に走ったときのシビックの話とか、面白おかしく聞かせてもらった。
なんか、マーチのレースをしているのもそうだが、レースそのものを楽しんでいる感じ....
禁酒生活、がんばってください。(ばく)

松尾選手

レース直前....既にレーシングスーツに着替え、マシンが移動されている最中にお邪魔させてもらった。申し訳ありませんでした。_o_
そんな状況ではあったものの、レースに対する意気込み(というほど気負った感じは無くて、いい意味でリラックスされていたようでしたが)を聞かせてもらった。
ちょっと意外なほど(失礼)予選グリッドがよくて「松浦選手の後ろなんで、勉強させてもらう」と言い、タイヤも厳しいことは認識しているけども、文句をいうでもなく「与えられた道具でやるしかないですから」と、とっても前向きで「頑張って欲しいなぁ」と思ったのでした。
西日本開幕戦、アクシデントに巻き込まれているので「ぶつけられないで下さいね」と半分冗談で言いながら送り出したのが悪かったのか、いきなりアクシデントで戻ってきたのは残念でした。(--;

少なくても予選の速さは出せたはず。決勝での良い結果を楽しみにしてます。(^^)
んで、F1で会いましょう。

さくらぁ!

私の注目選手の内の一人、幸内選手。今年は心機一転クロキRからのエントリーである。見ていて楽しい(あくまでも観客の視点です(^^;)レースをする幸内選手だが、今年の開幕戦は不発に終わる。
美祢が得意だとは思わない(本人に聞いたわけではありません)のだが、今回は予選3位とまずまず。ちょっとタイム差が気になったが、黄旗などに引っかかりタイムアタックができなかったらしい。
どちらにしても、無難にレースをすれば(して欲しくないけど(^^;)、久々の表彰台が見える位置ではある。
んで、レースは嶋村選手にかなり突かれ、前の2台にはだいぶ離されてしまったが、表彰台をゲットした。
#ここまで、前置き(長い(^^;)

んで、インタビューの時。
レースの話はなんか上の空。いきなり「あ、ちょっといいですか?」と竹中さんのインタビューを阻む。そして、

「さくらぁ!」

(注:さくらは幸内選手の娘の名前です)
うーむ、親バカ炸裂....しかし、そのキャラクターがいかにも幸内選手であった。(^^;

たぶん、2000年の最終戦(ポールからスタートするが、130Rでクラッシュ)の時から、やろうと思っていたことなんだろうなぁ....
次は表彰台の中央でやるのを期待しています。(^-^)


[Civic Race World Top]