かもさんのシビック村放浪記

2001/10/14 チャレンジカップ

予選日までの話

木曜日(ただの日(^^;)

私がサーキットに到着したのは、2001/10/11 早朝。まだマシンが走り始めるまでには1日以上の時間がある。駐車場で車中泊生活を送りながら、すっかり「シビックを観に」鈴鹿に来ている自分に気づく。
昼過ぎにシビック村を訪れると、そこはまだがらがら。唯一松井選手の明るい緑のマシンがまだ「18番」を付けてトランポに載っていた。シビック村のポールポジションを取った松井選手、今年鈴鹿シリーズで安定した強さを誇る。当然今回も上位を目指してくるだろう。

がらりとしたシビック村 一番乗り松井選手

金曜日フリー走行

昼頃、シビック村に行ってみる。
既にシビック村は大賑わい。ちょうど車検が始まったところのようだ。その準備に追われるスタッフとドライバー....
多くのマシンはこのときにカーナンバーを張り替える。
車検場に居たアルゴラボな2番のマシン....をぉ、黒木選手だぁ。と思ったが、よく見ると枝元選手だった。(^^;
1番を背負う八木選手マシン、結構サマになっている。かっこいいぞ。
まだ、ナンバーが空の牧田選手マシン、サイドとフロントのナンバーが違うマシン、さまざま。

01八木マシン 51枝元マシン 35牧田マシン 07今瀬マシン

観戦ポイントはヘアピン立ち上がり。シビックが走行する時間になるとチケットチェックの係員が居なくなるで指定席でも楽に入れる。意外とお客さんは残っている。
ビジョンに「最後の勇姿を見逃すな」とでかでかと表示され、おまかせさんのアナウンスが流れる。おまかせさんのアナウンス、金曜日の時点からテンションが高い。
「シビックで育った」と公言するおまかせさん、やはりシビックに対する思い入れは人一倍か....こちらのテンションも徐々に高まる。

最後の勇姿を見逃すな

そしていよいよ走行が始まる。ヘアピンに真っ先に飛んできたのは6番和田選手、思えば2000年4番グリッド、和田選手も見逃せない存在だ。
セッションが始まってすぐ、デグナー2発目の立ち上がりでアクシデントが発生。私はヘアピン側を見ていたので瞬間は見ていないが、いきなり赤旗である。
かろうじて見える立体交差の下、2台のマシンがストップしていた。しかしマシンが確認できない。場内放送も状況をつかんでいないのか、情報があまり入ってこない。
そういえば、このとき八木選手が戻ってきてないと私は思っていた。もしかして八木選手???
数台のマーシャルが集まり、マシンの撤去には結構な時間が掛かっている。ヤナ感じだ。できればすべてのマシンにベストに近い状態で決勝を走って欲しいと思うだけに、落ち着かない時間を過ごす。
キャリーに載せられ、戻ってきたマシンはなんと2番渡辺選手、そして18番林選手。両車ともフロントが完全につぶれている。この段階でこのマシンでの出場は難しいのではないかと思っていた....

現場

しばらくの中断の後、セッションが再開される。
ヘアピンは見ててもよくわからないのだが(だめだねー、相変わらず(^^;)、各車積極的に周回を重ねる。
が、やっぱり八木選手は来ないぞ??? どこで停まったのだ?

断片的に聞こえる場内放送に耳を傾けると、おまかせさんが「15番は妹さんが作ったロゴでマシンを飾る」と言っている。しかも「さあ、15番はどこだ、15番を探せ」と言う。
直前にYahoo!掲示板でそんな話があったのだが、きっと観客のほとんどはそれもわからずに「なんで15番?」だったのではないだろうか。

15戸山シン

幸内選手、ヘアピンのインを思いっきりカットしてクリアしてくる。ヘアピンでインをカットしてもあんま速くない気もするが、しかし幸内選手の気迫だけは伝わってくるラップ。

チェッカーが振られ、セッション終了。
黒木選手、幸内選手が26秒台、そして53番寺田選手が3番手に食い込む。
この2台が速いのは当然だとしても、寺田選手の3番手は拍手ものだ。
結局まともに走れなかった八木選手、渡辺選手あたりは沈む。
どちらにしても、2台が抜けている印象。八木選手がベストの状態で出てくれば当然上に来るだろう。そして、このタイムの出方からすると....予選は25秒台の戦いになるのかもしれない。


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