S字で見る。相変わらず走りを見ていても良くわからないので細かいことは割愛するが(ぉぃ)、印象的だったのは茂木得意の江原選手。S字をきれいにクリアしていく。
予選結果を見ると江原選手が茂木での強さを見せ付けてPP。後ろに0.5秒近い差がある。
関選手、なかむら選手が続き、この辺はかなり混戦。
場合によってはチャンピョン獲得もありえる塩谷選手は確実に入賞ポイントを得られるポジションか。注目していたが沈んだのは小川選手、中田(幸)選手あたりか?
何人かのドライバーの方からメールが届いていたりしていたので、その方々を中心にお邪魔する。
先日惜しくも本業(?)ジムカーナでチャンピョンを逃してしまった日部選手。前回の茂木での熱い走りが印象的であった。が、今回は予選イマイチ?
どうもセッティングでちょいミスしたらしい。原因はわかっているようで、決勝がまたしても楽しみになった。
来年の日程は掴んだら公開しますけど....きっとエントラントさんのが、情報速いと思いますよ。(^^;;
残念ながら権利があったがチャレンジカップには出ていなかった前回茂木3位の小川選手。今回は何があったのか下位に沈んでいる。
話を伺うと「風邪引いて....」だそうで、確かに初対面の私が見ても具合悪そうな顔をしている。(^-^;
「今日はゆっくり寝て明日に備えます」とのこと。無理しないでください。(^^;
茂木得意の江原選手、今回もダントツポール。話を伺うと「足回りのセッティング換えたら、曲がる曲がる」だそうで、セッティングが当たってのタイムだったよう。
チャレンジカップの話を伺うと、とにかくレース云々よりも出場することを楽しんできたようで、なんかそういう楽しみができるってのもいいなぁ。と思ったのでした。
と話をしていると、津布久選手、長井選手もやってきた。
両選手ともこのページのことは既にご存知。津布久選手も今回は良いグリッドを獲得、長井選手もまだまだチャンピョンの目がある。冗談なのか本気なのか江原選手から津布久選手にチームオーダーも発令されたり。(笑)
江原選手にしても長井選手にしてもランキング上位を争っているものの、もちろんレース前後は別でしょうが、ピリピリした感じはなく楽しくお話させていただきました。
相変わらずのEスタンドに陣取りレースを眺める。
スタートが切られた。が、PP江原選手がスタートミス。関選手、なかむら選手が先に行く。2コーナーで長井選手がスローダウンして混乱。長井選手は3コーナーでスピンした村山選手と接触。村山選手またしてもついてないレース....思えばこの時点から、このレースは荒れていた。
先頭オーダーは関選手、なかむら選手、江原選手。トップグループはこの3台がやや抜け出す格好となる。
江原選手は一旦関選手の前に出るが、4コーナーでミス。大きくはらんで結局3位に戻ってしまう。抜けない茂木、レース中に何度もオーバーテイクのチャンスは回ってこない。
レース序盤、ビクトリーコーナーがどうもスリッピーになっているようだ。数台のマシンがビクトリー1発目で滑り出していく。いずれもレースには復帰するが、順位は大きく落ちる。
この時間、まだタイヤが暖まっていないのか、砂か? オイル? 原因はわからないが、とにかくスピンするマシンが多発。バトルの真中でスピンしなければいいが....
ついになかむら選手がトップに踊り出る。なかむら選手トップで90度。そして、関選手、江原選手のオーダー。
見ていると江原選手のペースはやはり速そう。90度か3コーナーで勝負が仕掛けられるか....それにくっついてきたのが塩谷選手。やはり決勝ペースは速いか。
その後方は津布久選手、古賀選手、五十嵐選手あたり、ここも結構接近してきている。
0番アスパラマシンはすっかり渋谷選手だと思っていたのだが、山野選手だ。山野選手といえば今期はVitzでトップグループを走るドライバー(GT300RX-7山野選手の弟さん)、きっと初めてのシビックだと思うのだが、この位置はなかなか。
なかむら選手のペースは思ったほど速くない。関選手は攻め立てるというほどではないが、完全に張り付いている。その後ろ江原選手は関選手を攻め立てる。そして、その後ろの塩谷選手は無理をせずに様子見といったところか....なんとなくドライバーの個性が出ているように思える。
その集団についには津布久選手、古賀選手、五十嵐選手が追いついてきた。4+3台のダイバトルに発展するかと思われたが、トップ4台はややストレートが伸びるのか、接近しては離れるの繰り返し、津布久選手は完全テールtoノーズまでは接近できないか。
なかむら選手は関選手を抑えきって、トップチェッカー。関選手、江原選手、塩谷選手と続く。
今期初めての表彰台を頂点で向かえたなかむら選手、なぜか勝てない関選手、スタートがすべてだった江原選手の暫定表彰式が行われる。
サポートレースが行われ、私はグラスタの端のほうでご飯を食べて寝ていた。起きるといでっちが「車両保管が長すぎる。おかしい」という。確かに普段ならばすっかり撤収が済んでいる時間帯のはずだが、いまだに車両保管所にシビックが並ぶ。
シビック村は既に撤収準備が終わっていて、キャリーも「いつでも来い」と言わんばかりに準備されている。こんな状態なのに、マシンだけが戻ってきておらず明らかにおかしい。やはりもめたのか? それにしても何で???
津布久選手を発見したので、声をかけた。
と「失格になっちゃいました....」という津布久選手、その表情は先日お話させていただいたときとは明らかに違う、落胆と困惑の表情である。本人も状況が掴めていないらしく、こちらもなんと言っていいのかわからない....
江原選手も同じ違反(車両規定違反:エンジン)で失格とのこと。
なんとも重苦しい気持ちになりながら、そんな状況にありながらもちゃんと話をしてくれた津布久選手に感謝しつつ、スタンドに戻る。
実は私はこの時点でなかむら選手の黄旗追い越しは知らなかったが、なかむら選手は1周減算のペナルティを受け、天国から地獄を味わったはずだ。
正式結果は、関選手、塩谷選手、古賀選手、五十嵐選手、山口選手....である。
関選手は久々の優勝、塩谷選手は2位で最後の東日本チャンピョンを獲得。
レギュレーションは守るためにある。シビックワンメイクがこれだけの接戦になっているのはレギュレーションの上で戦っているからに他ならない。レギュレーション違反を犯したことに対してペナルティが加算されることは当然だと私は思う。
黄旗追越も現場をちゃんと見ていないのでなんともいえないが、やはり黄旗区間は安全確保するべきで、リスクを抱えるオーバーテイクをしてはならない。
ペナルティについては妥当だと思っている。
ドライバーにどこまで責任があるのかという気持ちもあるのだが、やはり自分が乗っているマシンの状況を把握することは必要だと思うし、レース中のルールについてはちゃんと守るべきだと思う。それに加えマナーを守ることか。
ただの観客の私が偉そうに言うことではないだろうが、私は観客の一人としてあれだけのすばらしいレースを見せてくれただけに残念なのである。ほんとに良いレースだったのだから....
さて、特に個人的にお話させてもらった選手が当事者になってしまっただけに後味が少し悪くなってしまったが、塩谷選手のチャンピョンが色あせることはまったくないと思っている。
富士、筑波で見せたあの速さ、茂木でみせるその安定感とレース運びの上手さ。どれをとっても最後の東日本チャンピョンとしてすばらしい成績だったと思う。
塩谷選手、チャンピョンおめでとうございます。ヽ(^o^)丿