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かもさんのテグ村放浪記

2004/12/11 インター/東北/関東表彰式と2004年総括

2004年を振り返る

インターは1番無しの5戦の短いシーズンが終わった。結果的には黒木選手が強さをみせたわけだが、嶋村選手が黒木選手に競り勝ったと言うのが大きいと思う。タラレバはないが、仮に6戦だったら黒木選手は逃げ切れたのだろうか....

それにしてもシリーズ後半の完全ガチンコ勝負はかなり熱いモノがあった。
美祢での死闘、鈴鹿での真っ向勝負。トップで行われるそのサイドバイサイドのバトルは「これぞインター」であった。観客の目から見る限り見ごたえのあるレースだったことは間違いがない。

ダンロップ勢は開幕戦の勢いはまったくなくなり、伊藤選手和田選手がシリーズ後半に失速してしまったのもかなり不安要素。牧田選手は逆に後半成績を伸ばしてきた感はあるが、これはどちらかと言うとマシンセッティングとドライビングでのアジャストの方が要素としては大きいような気がする。
2005年シーズンをどのような体制で挑むのかはまったく不明だがダンロップさんには「もうひとこえ」の踏ん張りを期待したいところだ。
山野選手と言う若手が表彰台に上がったのはひとつの大きなトピックだったのではないだろうか。是非とも2005年には黒木-嶋村バトルの間に入っての表彰台を期待したい。

そのほかのシリーズに関しては観戦数が少なく、語るほどではないので、リザルトとCSの中継で見た感想を少しだけ。
松谷選手が逃げ切った感じだが、安定性では水越選手だろうか。そこに佐藤選手、前嶋選手が複雑に絡み合っていて、かなりシリーズとしては先の読めない展開だったように思う。
参戦台数が多くはなかったが、複数の参戦ドライバーから「東北は雰囲気がよい」という声が聞かれ、その中で激しいランキング争いが行われていると言う、ある意味もっともバランスが取れたシリーズなのかもしれない。

関東は藤木選手が開幕から連勝を重ねて逃げ切った。
山口選手、前嶋選手がシリーズ前半から安定した成績を収めていればかなりの混戦になったのではないだろうか。また、最終戦の関選手のペースもかなり注目できるような気がするし、小川選手もかなり気になる存在になるのではないだろうか。
藤木選手は関東? インターっていう話はないのかな?

鈴鹿は大混戦。小林選手はインター経験が活かされているのか、それとも今年は新婚パワーなのか(?)不明だが、鈴鹿シリーズでは安定した強さを見せる。予選では棚村選手に負ける場合があるがレースでそれをひっくり返して堂々の連勝。
逆に棚村選手、今村選手、林選手らはレースでの安定感がイマイチと言うことか。しかしインター最終戦で見せた今村選手の走りに牧田選手の言う「鈴鹿で勝てないはずがない」にはうなずける。鈴鹿は毎年レベルが高いがこの中で抜け出すのは誰になるのだろうか。

西は美祢の木下(淳)選手がベテランらしく成績をきれいに並べてチャンピオン。木下(淳)選手と言えば美祢だが、英田で2位を並べるところがお見事。逆に英田の田嶋選手が美祢で成績を残していない(っていうか出てない)のが非常に残念だ。
参戦しているドライバーにやや偏りがあるため、全戦参戦した選手が少ないのも木下(淳)選手を楽にさせてしまった要因のひとつではあると思われる。確かに近くはない美祢と英田だが、是非ともフル参戦を基本にして星のつぶし合いを見て見たい感じだ。

2005年シーズンにむけてどういう動きがあるのかはまったく不明だが、できれば多くのドライバーさんにまた出てきて欲しいものだと思う。

続く...


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