テグ村にはなぜかテレビカメラが入っている。初めて見たぞ。(^^;
#どこで放送されるのかは知らん。(ぉぃ)
Aパドックにあるからなのかもしれないが、メディアチョッキが結構いる。開幕戦だけにならないとよいのだが....(こらこら)
フォーメーションラップが終わり、遂に決勝がスタートする。最終コーナーから観戦。
1,2コーナー幸内選手、黒木選手の順。これで幸内選手は黒木選手に真っ向勝負で勝てる。と私は思った。
大きな混乱無く1,2コーナーをクリアしていく各車。
PitFMに耳を傾けると西ストレートで黒木選手が幸内選手に並びかけたとのこと。ええ??なんで?? トラブルかと私は思った。どうやら幸内選手はスプーンでミスがあったらしい。黒木選手がそれを見逃すはずが無い。シケインに戻ってきたのは黒木選手、幸内選手の順であった。
前の2台はやはり速い。徐々に和田選手を引き離す。和田選手は枝元選手との間隔を保ちながら周回する。枝元選手も後ろとの間隔は少し空いた。
枝元選手の後ろは忙しい。松浦選手、松本選手、牧田選手、渡辺選手、伊藤選手、嶋村選手あたりが集団となってシケインに突入してくる。
ライト点灯して煽りながら後ろを抑えながらのバトルになる。
はっきり言ってみてる方は怖い。(^^;
マシンのセットアップが完全でない....それはドライバーに対しては怖いことだろう....状態でのテールtoノーズ、お互いを知っているだけに引けないバトルになっているのか。
実際シケイン2発目イン側のタイヤが浮くマシンが多い。足回りはまだまだやるべきところが多いはず。不安定になって接触が起きなければ良いが....と思っていた矢先、嶋村選手のマシンがシケイン2発目の立ち上がりで横転するかと思うくらいに傾いた。一瞬マシンの底を見せた嶋村選手だったが、横転という事態には至らず。しかし、深くサンドトラップに埋まった嶋村選手のマシンはここでリタイヤとなった。
その集団は最後まで大接戦が続く。
後ろから追い上げを見せていた八木選手が今瀬選手、水越選手のテールに追いついた。今瀬選手は前からは少し離されたがこれ以上順位を下げるわけにはいかない。水越選手をびっしり抑える。八木選手はペースは速そうだ。水越選手を煽る。水越選手も八木選手もライトを付け、今瀬選手を煽る。
八木選手のペースはやはりかなり速かったようだ。水越選手をかわすと次のターゲットを今瀬選手に絞る。そして、八木選手は今瀬選手をかわして更に前を狙う。
トップの2台はレース中盤若干差が開いたが再度接近してきた。
インターシビック最終戦に「チャンピオン争いしてるのに突っ込んではいけない」といってた幸内選手だが、今は開幕戦だ。当然狙ってくるだろう。
ラスト2周を迎えてトップ2台のバトルは接近してきた。黒木選手、あの黒木選手ですらシケインのブレーキングでタイヤスモークが上がっている。
迎えたファイナルラップ、幸内選手は130Rからシケインで勝負を仕掛けてきた。
タイヤが悲鳴をあげる。(これは後で確認したが)ピットロード入口付近からシケインに向かってブラックマークが黒々と残るほどのブレーキング。
しかし「勝負してくることは分かっていた」という黒木選手もギリギリのブレーキでドアを閉じる。両者はわずかに接触し(?)ながら、シケインに飛び込むが、黒木選手が前。バランスを崩しながら建て直し、2位は堅持するが幸内選手はわずかに届かず。
インテグラインターの最初の勝者は黒木選手。「節目に強い」と言われる黒木選手だが、それを証明して見せた。またしても悔しい悔しい2位表彰台なのは幸内選手。表彰台では明るい表情を見せていたが、本人は最初のミスがとにかく悔しいだろう。そして終始安定したペースで表彰台を獲得したのが和田選手。もしかすると和田選手は今年大ブレイクか???
枝元選手が4位に入りクロキRの強さを見せつける。そしてその後ろの大集団は松浦選手、松本選手、牧田選手、伊藤選手、渡辺選手がほとんど差が無くフィニッシュ。続いて八木選手が水越選手を引き離してフィニッシュ、水越選手は今瀬選手にだいぶ苦労したようだったが、最後は少し引き離してフィニッシュした。
クロキRが強いことと、やはりやや有利な感のあるヨコハマ勢という感じで終わったインターインテグラ....開幕戦だけを見ただけでは分からない部分が多い。八木選手の予選にトラブルが無かったら? 嶋村選手の足回りがもっと決まってきたら?....興味は尽きない。
次はテクニカルな美祢。黒木選手が強いことは簡単に想像できる。そこに枝元選手や松尾選手などの「地元」勢がどれだけ絡んでくるか期待したい。