ここからはトップ3台の激しいバトル....まさしく「インター」なバトルが展開される。
ストレートスピードが伸びているのは八木選手。あっさりと枝元選手をかわしてトップに立つ。この時点で私の目には「八木選手、大逃げ」のレース展開が頭に浮かんだ。
しかし、ここは富士。スリップについていく限り、逃げることは許されない。和田選手は枝元選手をかわし、八木選手に食らいついていく。和田選手のストレートスピードもやや八木選手には負ける感じもあるがスリップについてしまえば1コーナーで十分に抜ける速さ。
枝元選手は2台に抜かれ、ずるずると下がるかと思われたが、なんとかついていっている。しかし、なんかイマイチ安定感を感じない。(どうやらこの辺で既に重ステ仕様になっていたようだ)
おっと、放送ではトップのバトルしか注目されていなかったが、私は下位も伝えるぞ。
ペースが速いのはやはり04小林選手。後ろをばさばさ抜いてついには今瀬選手/松本選手/松浦選手のバトルの前にまで来てしまった。が、どうも途中でコースオフしたらしい。
日部選手は西垣内選手とかなりやりあう。日部選手は西垣内選手から一歩も引かないクリーンなバトルを展開して、最終的に前でフィニッシュ。
黒澤選手にジャンプスタートのペナルティ。んが、また?
美祢でもジャンプスタートしているのだが....フォーミュラとは勝手が違うのか?
4位単独になっているのは伊藤選手。序盤で牧田選手をかわしている。
伊藤選手はこのまま結果4位なのだが、自己最高位だそうな。インター常連、確かに爆発的な速さを見せる選手ではないが....はっきり言って意外だ。このままの流れで表彰台も近い???
その後ろは牧田選手、渡辺選手が単独気味。
レース後半になると見ていてかなり苦しそうな感じもしていたが、その辺は100戦練磨のドライバーたち。苦しいながらもコントロールして致命的なミスは犯さない。
トップは何度入れ替わっただろうか....八木選手、和田選手は3周に1度くらいのペースで順位を入れ替え、つかず離れずのレース展開。息が抜けない。
迎えたファイナルラップ。勝負するなら、1コーナー。
当然和田選手はファイナルラップ前のダンロップを上手く立ち上がろうとしていただろう。しかし、張り付くことができず、最大のチャンスであるファイナルラップの1コーナーに勝負を仕掛けられなかった。
八木選手が勝負強さを見せて勝利する。3連勝。
和田選手が2位、そして枝元選手。
う〜ん、和田選手にも枝元選手にも「勝つ」チャンスは十分にあったはずなのに結局勝ったのは八木選手。インターで「勝つ」ことは難しいのだ。と再認識させられるレースだった。
次こそは....和田選手、枝元選手、がんばれ!