レースが残り3周となったところで黒木選手のペースが上がる。
あっという間に幸内選手の背後に迫る。
私はここから幸内選手に応援モード。(笑)
いつもはレース全体を把握しようとレース中に特定のドライバーだけに注目することをあまりやらないが、この大舞台でこの展開、幸内選手が居たからシビック→インテグラにハマっているだけに、応援しないわけにはいかない。
ポイントはスプーンとシケイン。その2箇所さえ抑えられれば、幸内選手は勝てる。私はそう読んだ。
残り2周、タイム差は1秒ほど。スプーンでワンミスがあれば130Rで、シケインの突入で少しインをあけるだけで黒木選手はそこをついてくるはず。それは幸内選手もわかっているはずだ。
ファイナルラップのスプーン。私には見えない場所だが、祈るような気持ちで放送に聞き入りながらビジョンを見る。ミスは無い。あとはシケインで油断さえしなければ....
既にタイヤは厳しくなっていた幸内選手だが、シケインのインをぎっちり抑えながら私の目に飛び込んできた。
「よし、勝った」と私はそのとき思った。
最終コーナーを立ち上がり、幸内選手がフィニッシュラインへ。そしてその直後に黒木選手。
その後ろは八木選手。レース終盤のペースは黒木選手に追いつくほどではなかったが、悪い流れをしっかり断ち切って表彰台へ。さすがというか、この辺の強さが今年の八木選手。
伊藤選手、枝元選手と続く。伊藤選手はやはりこの週末も絶好調。翌週のインターが楽しみになるような結果。枝元選手、今回も悔しい悔しいレースか。
その後ろはごじゃごじゃっとフィニッシュラインになだれ込んでくる。
一番上手くやったのは松本選手。嶋村選手を鼻先抑えてフィニッシュ。
続くは澤選手。すごいなぁ。と、ひたすら感心。
東日本上位の塩谷選手、山野選手がレースを上手くまとめるが、鈴鹿に関しては澤選手に一日の長ありか?
その後ろで目に付くのは....17位松浦選手、18位牧田選手....やっぱDLは苦しいことに違いは無い。松浦選手は良いところ無くF1を終えることになってしまった。
15万とも言われる観衆の中で、いつものような受け答えをする幸内選手。(笑)
少なくてもこのレースは「ミスターインテグラ(自称)」を語るにふさわしいレースだった。
おめでとうございます。ヽ(^o^)丿>幸内選手