かもさんのテグ村放浪記

2005/07/24 東北Rd4 菅生

決勝

曇っている。雨は大丈夫そう。気温はまだ上がっていない。
松谷選手先頭のフォーメーションが終わり、スタートが切られる。

スタートがよかったのは水越選手。いや、今野選手がイマイチだったか?
奇数グリッドがなぜかイン側の菅生、水越選手は1コーナーまでに今野選手の横に並び、そのまま1コーナーを2番手で通過する。まず、1台。
その後ろは東風谷選手がかなりの好スタートだったのか、2コーナーで既に佐藤選手、並木選手、太田選手をかわしたようだ。

で、3コーナー。
私の目線は既にトップが差し掛かっていたヘアピンに移っていたので詳細を確実には見ていないのだが、1台のマシンが3コーナーのアウト側のグラベルに横向きに滑り出して、砂場で横転。タイヤバリアの近くまでたぶん2回転して転がっていった。
げげげっ! ダレだ???
転がってタイヤを下にして着地したマシンはブリッドカラーの太田選手。
うわ....5月のインター菅生に参戦していた太田選手、シケイン立ち上がりで今村選手と絡んでマシンのフロントを大破していたのだが、今回もまた大クラッシュの餌食。
ドライバーは降りてきたが念のためなのか救急車で運ばれた。
その瞬間は見えていなかったが、並木選手のマシンが3コーナーイン側に止まっている。おそらくこの辺で接触があったと思われる。
う〜ん、太田選手にとっては菅生は鬼門か....レース後撤収作業をしていたのでおそらく身体は無事だったと思われる。

レースはほぼ事前の予想通り松谷選手が逃げ、水越選手が追うパターンか。いや、今野選手はチャンピオン争いの二人に完全に負けていない。ぴったりとくっついて「スキあらば」な感じだ。

その後ろはイシカワ選手のペースが上がらないのか、最近元気のある成澤選手が追い回す。そしてきれいにイシカワ選手をパス。

トップグループは「水越選手が後ろにいてびっくり」した松谷選手に張り付く水越選手、その直後に今野選手。
序盤に勝負を仕掛けようという思惑の水越選手、やはり松谷選手をつつきまわし、1コーナーでイン側にマシンを振って揺さぶりをかけるが横に並ぶのが精一杯か。

その後ろでは小幡選手がイシカワ選手をつつきまわす展開。さらに後ろはワコーズカラー同士、スタートで出遅れた佐藤選手が菅生初レースの東風谷選手をかわした。

トップ3台はその間隔が若干広がったり狭まったりするが、決定的なチャンスは誰にも訪れずこう着状態。イシカワ選手と小幡選手のバトルもこう着状態。
ん〜、レース中盤にしてレースが動かなくなってしまった。

結局そのままフィニッシュ。
思い通りのレースが出来たであろう松谷選手。最低限の結果か、水越選手。スタートが悔やまれる今野選手。だが表彰台はお見事である。

チャンピオンシップという面で見ると松谷選手が2ポイントリード。次(はもう最終戦)で上位になったほうがおそらくチャンピオン。の最終戦はなんと11月の後半。(^^;
下手すりゃ雪だが(笑)、この長い長いブランクの間、マシンの状態とモチベーションをきっちり維持したほうがチャンピオンに輝くのだろうか。
もしかすると、今回ファーステスト(!)の今野選手がある意味鍵となるのかもしれない。

放浪記トップ


[略IRW]