かもさんのシビック村放浪記

2008/11/09 インター Rd7 富士

序章

同点でのチャンピオン決定戦がやってきた。
この展開、シーズン前に誰が予想していたのか。

車が新しくなった2008年、準備の早いところが優位にシリーズを戦っていく。そんなことはわかっている。
特にFD2は足回りのセットにどうやらかなりの癖があり、そこにハマった人、ハマらない人でかなり異なる週末を過ごしてきたようだ。

その中で開幕ダッシュに成功したのは前嶋選手。開幕で難なく優勝し、茂木はトラブルで嶋村選手に持っていかれたものの、その後は磐石。
一方の松井選手は速さは見せていた。だが、それが決勝では続かない。そんな感じ。しかしそれがシーズン後半に向けてどんどん接近してくる。

ターニングポイントは第5戦の富士だろう。
ついに松井選手がガチ勝負。というところまで(感触的にはその前の鈴鹿かららしいが)きた。熾烈な争いになるかと思ったが、序盤のアクシデントで前嶋選手ノーポイント。
レースそのものは豪雨で中断されたまま終わったが、勝ちは勝ち。ついに松井選手が勝利した。そして、ポイントは逆転。

続いての菅生も興味深い。
結果だけ見れば前嶋選手トップで松井選手が2位。だが、この2位は前嶋選手をコース上で抜いた後のトラブルでの2位。トラブルがなかったら松井選手勝利だったと思われる。

タラレバはない。それを言うなら茂木の前嶋選手を言わないと不公平である。トラブル、アクシデントを含めてのレースなのだから。

とにかく同ポイントで最終戦。フィニッシュしたときに前にいたほうがチャンピオンである。可能性の話をしたら両者リタイヤは前嶋選手だが、その可能性を考えるのはやめよう。とにかくこの週末、どちらが流れをもって、初代FD2シビックインターチャンピオンの称号を得るのか。

その周辺のドライバーさんを考えると、絡みそうなのはイチモリ選手、嶋村選手となる。
富士ということを考えると後藤選手、太田選手、谷口選手あたりの名前を挙げてもいいだろう。WTCCを蹴って富士での勝利を目指していたらしい和田選手がどこまでくるのか。ということもある。

エントリーは12台。東からのスポットとして吉田選手と山脇選手がいるが、西日本との日程バッティングによって基本的にインターなドライバーさんが減っている。
同日開催の西日本を選択したのは、小林選手、ライオン丸選手、松本選手あたりか。(逆に言うとポイント的には混戦だった西日本のチャンピオン争いはこの時点で決着がついてしまったようにも思えた)

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続く...


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