北野選手は完全に松井選手を射程距離に。
シケイン立ち上がりで大接近のバトルは、次の2コーナー手前で北野選手が松井選手のインに入っていったようで、2台が接触。松井選手はハーフスピン、この時点で順位は落とさなかったが....
松井選手のペースが落ちた。原因はどー考えても北野選手との接触だろう。まずは谷口行選手にシケインでパスされる。
次は太田選手、大西選手が襲いかかり、このイースーチーバトル(何?)は、次のデグナーまでに松井選手がかわされて決着。
休むまもなく松井選手には水越選手らが後ろに張り付く。
レース前、鍵を握っているのは北野選手だと思っていた。ただ、それはあまりよくない鍵の使い方になってしまったのか。
原因はこの時点では不明だった。トップを争うスピードではないことは確かだが、トラクションはある。なんだかんだで3周くらいは走ってしまっている。
考えられるとすると、ホイール割ってのスローパンクチャー→走れなくなって終了。ドラシャ関係→なんだかんだで一応完走。ギアトラブル→ごまかしごまかしペースダウンの幅は大きくならない。なんていうのが考えられる。私は確認出来ていなかったが場内放送では盛んに松井選手のフロントの足回りの問題を伝えてくる。
この時点でレースはまだ半分。先はかなり長かった。いくら台数の少ないインターとは言っても、最下位まで落ちてしまえばポイントは足りない。
しかし、この時点で不幸中の幸いとしては谷口信選手はまだ金石選手の後ろを走っていることだ。順位的には1つだが、ここのポイントの差は5ポイントあり、かなり大きい。しかも前を走っているのは天下のGT500ドライバーだ。「レース後半に課題のない」ドライバーとも言える。ミスは望めない。
なんかかなりいろいろ考えたが、なんにしてもレース前は考えにくいと思っていた「大逆転での谷口信選手チャンピオン」のシナリオがちらちらと見え隠れする。
そんななか、西日本のチャンピオン争いでもある、谷口行選手が北野選手をダンロップから並走してデグイチでかわしていった。これで、西日本のチャンピオン争いは分かりやすく決定か。
20101107_027.jpg松井選手はまだ走っている。だが、順位的には....谷口信選手はまだ金石選手の後ろ。
谷口信選手が、この時点で松井選手の状況を知っていたのかどうかは微妙だ。だが、少なくても彼の普段の様子からしても「2位でいい」とは思っていないはずで、スキあらば金石選手をとらえるためにせめてくるだろう。
ところで金石選手のレース後半のタイヤはどうなのだろうか。GTでも別にタイヤマネージメントが下手という印象はないが....
と、いっているうちにシケインで並びかける。だが、アウト側からでは無理。