中段では水越選手が太田選手をあおり、後藤選手が牧田選手をあおるが、なかなか打開策なし。という感じか、膠着状態が続く。
20101107_031.jpg後ろでは松井選手の後ろについに松本選手が接近。そしてかわされる。この時点で12位。だが、谷口信選手はまだ2位。
だが、実はここにある意味鍵を握っていたドライバーがいたのかもしれない。序盤からトラブルでまともに走れていない小林選手だ。
なんかペースが安定しない走りをしていて「また(^^;)どっか壊れたんだろうなぁ」と思いながら見ていたが、あとで聞けば「アクセルがもどらなくなった」ということで「エンジン切りながら走ってた」とか、あんま聞いたことのないトラブル。アクシデントになってないのでいいけど、結構怖いトラブル。
松井選手の後ろは無理して車を壊すわけにはいかない橋本選手、トラブル抱えているときに周りに迷惑はかけない小林選手....このままなら、松井選手がチャンピオン。
ファイナルラップ、スプーン。
場内放送が金石選手にならびかけ、そのままぬいてきた谷口信選手を伝えてきた。
130Rから現れたのはたしかに谷口信選手。
計算上、この時点で谷口信選手と松井選手のポイントが並んだ。
まさか。
まさかのシナリオがここで完成してしまった。
と、私も思っていた。
場内放送も、ついったーも、メディアも、観客も、谷口信選手の大逆転チャンピオンだと思った。
「逆転チャンピオンおめでとうございます」という暫定表彰式が行われた。
西日本は争っていた谷口行選手が堂々とコース上で北野選手をオーバーテイクしてのチャンピオン獲得。まあ、これは文句なしかな。
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